文学部心理学専攻の現4年生のゼミ活動での研究成果が、全国大学保健管理協会の機関誌「CAMPUS HEALTH」に受理され、62巻2号に掲載されました。
この研究はこれまで見過ごされてきた「聞こえにくさ」を特徴とする「聞き取り困難症」(Listening difficulties: LiD)や「聴覚情報処理障害」」(Auditory Processing Disorder:APD)の実態を明らかにするものです。
聞こえにくさを表現するLiD/APDは、聴力検査では正常であるにもかかわらず、聞き取りにくさを訴える状態で、一般の大学生においても潜在的に存在することは指摘されていましたが、その実態は不明でした。この研究では1,000名以上の一般大学生を対象にアンケート調査を行い、LiD/APDが疑われる学生がおよそ10%存在することを明らかにしました。
LiD/APDが疑われる学生は抑うつが高いことも明らかになったことからも、大学などの高等教育機関においてもその理解や支援が必要であることを示しています。
論文タイトル:一般大学生における聞き取り困難に関する実態調査
著 者:青木 美樹、安楽 陽菜、石川 果奈、岡田 茜音、川崎 佳乃、久保田 理桜、佐藤 美里、篠川 史奈、
田中 美羽、深田 桃香、古田 要、光永 健人、山﨑 千春、横澤 ひまり、山澤 優心、緑川 晶
雑誌名:CAMPUS HEALTH, 62(2), 146−151, 2025