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高次脳機能障害学会で優秀ポスター賞を受賞しました。

第45回日本高次脳機能障害学会学術総会で研究室の越智隆太さんが発表した以下の発表に対して、優秀ポスター賞を受賞しました。詳細はこちらです。

越智隆太,浜本加奈子,緑川 晶

「高次脳機能障害および認知症介護者における心理的負担感の比較検討」

日本心理学会のシンポジウムで指定討論として登壇しました。

日本心理学会公開シンポジウム「がん医療への心理学的貢献」(2021 年 12 月 5 日(日)14:00-17:00)に以下の形で登壇しました。

◆企画・司会 平井 啓 (大阪大学)

◆話題提供者
 谷向 仁(京都大学) 心理的側面を考える前に行うべきこと:がん医療における認知機能障害
 岩滿 優美(北里大学) がん患者の心理反応と心理的介入
 松向寺 真彩子(市立豊中病院) がん患者への心理的支援:コンサルテーションとチームアプローチの実際
 吉田 沙蘭(東北大学) がん医療における意思決定とその支援

◆指定討論者 緑川 晶(中央大学)

日本リハビリテーション医学会でシンポジウムを行いました。

2021年11月14日(日)に名古屋国際会議場で開催された第5回日本リハビリテーション医学会秋期学術集会にて日本高次脳機能障害学会と日本サルコペニア・フレイル学会との共催で開催された合同シンポジウムにて、以下の発表を行いました。

シンポジウムタイトル:高次脳機能障害と加齢やフレイル

座長:三村 將(慶應義塾大学)、荒井 秀典(国立長寿医療研究センター)

高次脳機能障害に対する加齢の影響
 太田 信子(川崎医療福祉大学)

高齢者における嗅覚同定能と認知機能の低下
 吉武 将司(金城大学)

身体的、認知的フレイルの評価と介入
 川村 皓生(国立長寿医療研究センター)

高齢社会における高次脳機能障害と社会的問題
 緑川 晶(中央大学)

論文が刊行されました。

昭和大学等との共同研究の成果が刊行されました。

Hanazuka Y, Futamura A, Hirata S, Midorikawa A, Ono K and Kawamura M (2021) The Eyes Are More Eloquent Than Words: Anticipatory Looking as an Index of Event Memory in Alzheimer’s Disease. Front. Neurol. 12:642464.
doi: 10.3389/fneur.2021.642464

研修会の講師を務めました。

2021年9月1日〜10月1日:オンライン開催(オンデマンド形式)された令和3年度 認定認知症領域検査技師 JSDP技師講座(通算第9回米子研修会に代わる講座)で講師を務めました。

「認知症に心理学ができること」が刊行されました。

分担執筆をした「認知症に心理学ができること  医療とケアを向上させるために」(日本心理学会(監修)岩原昭彦、松井三枝、平井 啓(編集))が誠心書房より刊行されました。

論文が刊行されました。

大学院博士課程の越智さんの論文が、Frontiers in Psychology誌に掲載されました。
Ochi R and Midorikawa A (2021) Decline in Emotional Face Recognition Among Elderly People May Reflect Mild Cognitive Impairment. Front. Psychol. 12:664367. doi: 10.3389/fpsyg.2021.664367

JKA助成事業の成果報告を行いました

重宗弥生,ギャンブラーの報酬/罰刺激に対する鋭敏性:視線計測と瞳孔径からの検討,公開研究会「過敏性の科学−光・音からギャンブルまで−」,2021年2月23日

重宗弥生,ギャンブル依存における報酬/罰関連刺激に対する鋭敏さの検討,理工学研究所・研究開発機構 研究発表会,2020年11月27日

シンポジウムを開催しました。

オンライン・シンポジウムが開催され、研究室からは重宗弥生さんが発表しました。シンポジウムの詳細は次の通りです。


日時:2021年2月23日(火)14:00~17:15
場所:オンライン会議システム(Zoom)
主催:課題設定による先導的人文学・社会科学研究推進事業 領域開拓プログラム 「脳機能亢進の神経心理学によって推進する「共生」人文社会科学の開拓」
共催:人文科学研究所 研究会チーム「高次脳機能の総合的理解」/ 科学研究費基盤研究(A)過敏性を通じた発達障害や認知症の連続的理解


講師: 熊谷 恵子 氏(筑波大学人間系教授)
テーマ:「光の過敏症(アーレンシンドローム)と発達障害」
要旨: 本のページがまぶしくて文字がよく見えない、文字が動くなどから、 読み書きが極端に困難である子どもたちがいる。これらの子どもたちは 読み書き障害という言葉でひとくくりにされてきたが、光の過敏症である 子どもたちも存在することが明らかになってきた。光の過敏症とそれらの 子どもたちへの対応について説明する。

講師: 辰元 宗人 氏(獨協医科大学病院医療安全推進センター教授)
テーマ:「片頭痛と光環境」
要旨: 片頭痛患者は随伴症状として光過敏を有することがあり、日常生活に支障を きたすこともある。これまで、光が片頭痛の誘発因子となることはわかっているが、 片頭痛患者にとって望ましい光環境は知られていない。そこで、本研究会では、 光と片頭痛の最近の知見を紹介し、片頭痛患者にとって最適な光環境を提案 していきたい。

講師: 石川 智治 氏(宇都宮大学工学部准教授)
テーマ:「片頭痛患者の音に対する心理生理反応~診断や治療を見据えて~」 要旨: 片頭痛患者の音に対する快不快評価等の心理反応や脳活動等の生理反応を明らかに することは、片頭痛誘因及び発作メカニズム解明や、片頭痛診断及び治療への 応用が期待できる。本講演では、片頭痛患者と健常者の心理反応等の比較から、 片頭痛患者が快・不快に感じる生活音やその音響的特徴等の研究成果を中心に 紹介する。

講師: 重宗 弥生 客員研究員(中央大学研究開発機構 機構助教)
テーマ:「問題ギャンブラーの報酬/罰刺激に対する鋭敏性:視線計測と 瞳孔径からの検討」 *
要旨: 近年、特定複合観光施設区域整備法(IR法)の施行に伴い、ギャンブルも含めた 依存症への対策が求められている。しかしながら、ギャンブル依存の病態には まだ不明な点が多いのが現状である。本講演では、問題ギャンブラーの ギャンブル課題中の注視と瞳孔径について検討することで、ギャンブル依存の 病態に迫る。

*この研究はJKAの競輪の補助金によって実施されました。

公開研究会を開催しました。

2021年2月10日(水)18:30-20:00にWEB会議システムを用いて、以下の研究会を開催しました。
演 者:井手 正和 氏(国立障害者リハビリテーションセンター研究所研究員)
演 題:自閉スペクトラム症者の感覚モダリティごとの反応様式の多様性
主 催:人文科学研究所 研究会チーム「高次脳機能の総合的理解」
要 旨:自閉スペクトラム症者(ASD)では、感覚過敏・感覚鈍麻といった刺激に対する反応様式の多様性が見られる。触覚では、振動を用いた研究が数多くなされ、ASD者の高い知覚感度が示されてきた。温覚・痛覚を対象とした研究も少数行われており、知覚の鈍麻が示唆されてきた。本講演では刺激ごとに異なるASD者の知覚特性を概観する。